結露防止リフォーム(窓・カビ)の見積もり費用
結露防止リフォームの費用の相場をご紹介しています。
結露を放っておくと建物の劣化がはやまるだけでなく、体に悪影響を及ぼすので、はやめの対策が吉です。
この記事の最下部では、誰でもいますぐ簡単に結露を対策できる方法もご紹介していますのでぜひご覧ください。
なお、状態がひどくて自分では対処しようがない場合は迷わずリフォーム会社に依頼しましょう。
ただ、500万円未満のリフォームは国家資格がない業者でも施工できてしまうので注意が必要です。
資格のない業者に工事を頼んだことで「断熱材を入れ替えても結露がおさまらなかった」という報告もあります。
リフォームをやりなおさなくても済むように、すべての業者が国家資格をもつ「リフォーム一括見積もり比較」から相見積もりをするとよいですね。
結露防止リフォームの費用相場
結露・カビを対策するリフォーム別の費用は下記のとおりです。
結露防止リフォーム内容 |
費用 |
---|---|
内窓(二重サッシ)の取り付け | 6〜15万円/1窓 |
床下に換気扇を設置 | 10〜15万円/3台1セット |
カーペットをフローリングへ張替え | 11〜16万円/6帖 |
天井・壁内にセルロースファイバー断熱を入れる | 50〜85万円 |
壁を漆喰・塗り壁にする | 8,000〜12,000円/u |
クローゼット・押し入れに調質建材を使う | 3〜6万円/1ヶ所 |
ルームドライヤーの設置 | 7〜11万円/1台 |
浴室乾燥機の設置 | 5〜12万円 |
二重窓の設置は、1窓につき1時間程かかります。
お手軽に結露を防止したい場合は、窓ガラス結露防止シートも効果的です。
窓ガラスに貼ると室内外の温度差を少なくしてくれます。
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結露をどうやって対策するか?
表面結露と内部結露を確認する
「表面結露」は目に見える結露、「内部結露」は目に見えにくい結露のことです。
表面結露の例
- 冷たい飲み物を入れたグラスの表面に水滴がついている。
- お風呂上りに洗面台の鏡や窓に水滴がついている。
- 窓ガラスの表面に水滴がついている。
内部結露の例
- 壁のクロスや押入れの壁にカビが生えている。
- 畳の裏や床がべたべたしている。
- 床が腐って柔らかくなっている。
換気・除湿する
換気扇を使って部屋の湿気を外に出します。
また、窓を開けて空気を頻繁に入れ替えましょう。
除湿機器や除湿剤で部屋と押入れの湿度を下げるのも有効です。
暖房機器の見直し・家具の配置変更
窓ガラスは直接外気と接する部分なので、冷えやすく、湿りやすく結露が起きます。
ですので、低温ヶ所を減らすことが大切です。
例えば、下記2つの方法で対応できます。
日本人は就寝前に暖房を止める傾向がありますが、結露を起こさないためには、電源を1日中つけておくことをおすすめします。
とはいえ、暖房器ならなんでも良いわけではありません。
以下のような、開放型暖房器は結露を起こしやすいからです。
- 石油ファンヒーター
- ガスファンヒーター
- 石油ストーブ
- ガスストーブ
これらは、室内の温度を高めてくれますが、燃料を燃やすときに水分を放出します。
下記のような、室内に水分を出さないFF式・非開放型暖房器なら結露が起きる心配がありません。
- パネルヒーター
- 電気ストーブ
- エアコン
※FF式ガスファンヒーター・FF式石油ファンヒーターもOK!
可能であれば、ガスヒーターや石油ストーブの使用をやめ、エアコンやオイルヒーター、床暖房を使いましょう。
湿度を上げてしまうものをなくす
室内で乾かしている洗濯物や水分を多く含む観葉植物、水槽の水などは、湿度を上げる原因になります。
洗濯物は、部屋干しではなく、ベランダがあればベランダで干すようにしましょう。
植物は水蒸気を発生させますし、水槽は水が蒸発して水分が発生しますので、できるだけ数を減らすとよいです。
内窓を取り付ける・壁の断熱リフォームをする
最近は、窓に断熱性能の高い複層ガラスを使うのが主流です。
窓辺からの冷えや結露を防止できます。
しかし、サッシを交換する工事は、外壁の一部を切り取る必要があるので、簡単ではありません。
マンションの場合、窓は共有物扱いなので、サッシ交換そのものができません。
そこで、既存の窓の室内側に内窓を取り付けるのが有効です。
解体や修復が不要なので、工事費が割安になります。
工期は1時間から、長くて半日もあれば十分です。
単板ガラスでも、内窓と外窓のガラスの間に空気層ができるので、複層ガラスと同じく断熱性が上がり、結露を防止できます。
アルミサッシの場合、ガラスが2枚になっても、アルミ部分の結露を防ぐことはできません。
樹脂製のサッシにすると、断熱性が高くなるため、サッシ部分の結露も防げます。
窓が二重になると遮音性が高くなり、室内の音が外に漏れにくくなるので、ピアノやギターなどの防音室にも使えます。
壁の結露には、断熱リフォームが有効です。
断熱材を取り付けることによって壁の温度が下がらなくなり、結露を防ぐことができます。
その際、内側に壁が厚くなってでてくるので、家具の寸法には気をつけなければなりません。
その他の結露対策
- 窓ガラスに結露防止用フィルムを貼る。
- 換気扇はできるだけ長い時間使用する。
- 収納スペースの風通しを良くする。
- 家具と壁の間の隙間は空けておく。
- 加湿器を必要以上に使用しない。
- 料理をした後は換気を行う。
- カーテンを毎日開ける。
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