8畳の部屋の増築費用はいくら？建築確認申請費用や安く抑える方法も解説！
二世帯住宅にリフォームしたり、子供部屋をつくりたい場合は増築が有効です。
しかし、家のどこに増築するかによって工事内容や金額がかわります。
「8畳の部屋の増築費用はいくら？建築確認申請費用や安く抑える方法も解説！」では、8畳の部屋を増築する費用の相場を部位ごとに紹介していますので参考にしてみてください。
後半の安く抑えるポイントをおさえないと大損する危険性がありますので必ずチェックしておきましょう。
8畳の部屋を増築する費用の相場
1階に増築する費用の相場
1階に増築して8畳の部屋をつくる費用の相場は下記のとおりです。
- 木造：坪単価70万円
- 鉄筋コンクリート造：坪単価100万円
8畳の部屋を増築する場合では、工事費用は木造なら280万円ほど、鉄筋コンクリートなら400万円ほどをみておきましょう。
坪単価は和室でも洋室でもかわりません。
ですが、内装にこだわったり、設備を増設する場合は相場より費用が高くなりますので注意しておくとよいですね。
1階に増築する場合、新築工事と同じく基礎から家を建てて既存住宅とつなぎあわせて増築します。
既存住宅と一体となるように増築する場合は、外壁や窓もリフォームして接続部に違和感がないように工事するのが一般的です。
ですが、外壁を壊したくない場合や、生活に影響がないようにリフォームをする場合は、家屋に直接増築部分をつなげず、通路に接続することもあります。
2階に増築する費用の相場
2階部分を増築する場合、1階の補強工事費用が追加で必要ですので、坪単価の相場は120万円ほど、8畳で480万円ほどかかります。
1階に増築する費用よりも割高なのは、2階に部屋を増築する場合、増築部分の重さを支えるために1階部分の補強が必要だからです。
工事費用は1階を増築する場合に比べて高額ですが、2階全体を増改築すれば間取り変更の自由度が上がるので、二世帯住宅へリフォームする場合に向いています。
8畳の部屋を増築するときに既存の部屋を同時に改築する場合は、工事の内容にもよりますが、キッチンなどの水回り工事を含めて1,000万円が相場です。
増築部分にキッチンを設置する費用
キッチンを増設する場合は、通常の坪単価と別に設備や配管工事などの費用がかかります。
木造建築で8畳のキッチンを増設する費用は、基本費用が約280万円、配管工事費用が約5万円、排気ダクト工事は約10万円が目安です。
システムキッチンの購入価格や設置費用も必要ですので、その分の予算もみておかなければなりません。
システムキッチンの価格はグレードによってかわりますが、戸建て向けの一般的なものなら50万円程度が相場です。
キッチンを増設する費用は、増設費用が約280万円、配管工事や雑費などを含めたキッチン設置費用が約30万円、システムキッチンの本体価格が約50万円で、合計は約360万円となります。
2階に増築する場合や、鉄筋コンクリートの場合は増築費用が増えるので、キッチンの設置費用50万円ほどを基本工事価格にプラスして計算するとよいですね。
住宅の環境や工事内容によって相場とは異なる価格になることも
坪単価や工事価格の相場はあくまで平均的な費用を表したものです。
お住まいの状況や希望されるリフォームの内容によっては、相場より安く施工できたり、相場より費用が高くなる事例も多いです。
もっと詳しく費用について知りたい場合は、リフォーム会社に調査と見積もりを依頼しましょう。
増築に必要な建築確認申請の費用
建築確認申請とは、増築などをした際に、建物が法令上問題ないかを審査する制度です。
建築確認申請は、準防火地域や防火地域の指定がある場所なら申請が必須ですが、お住まいの地域がこれらの地域として指定されていない場合は10㎡以下なら申請の必要はありません。
しかし、8畳の部屋は面積が約14.5㎡となるため、準防火地域、防火地域の指定の有無にかかわらず建築確認申請が必要です。
建築確認申請は、100㎡以下の木造建築なら建築士免許がなくても申請できますが、申請に必要な書類の作成には、さまざまな専門知識が必要となるため、できればプロに代行してもらったほうが安心です。
代行手数料は申請費用をあわせて14万円が相場です。
床面積が増えれば、建物表題変更登記も必要で不動産税にも影響がありますが、減税対策などの手法もありますので事前に確認しておきましょう。
住宅を改築される際は、まず建築確認申請が必要かどうかをリフォーム会社や建築士に確認し、必要な場合には手続きを代行してもらえるかどうか相談しましょう。
8畳の部屋の増築費用を安く抑える3つのポイント
8畳の部屋を増築する費用を安く抑える3つのポイントを紹介します。
増築費用を安く抑えるポイントのひとつは、自社施工の中堅工務店に依頼することです。
大手リフォーム会社の場合、下請け業者に丸投げするため、マージン（中間手数料）が余分にかかるからです。
自社施工の中堅工務店にたのめば、マージンがかからないため、工事費用のムダをはぶけます。
増築費用を抑えるポイントの二つ目は、現場に近いリフォーム会社に依頼することです。
施工店は全国各地にいますが、現場から遠い業者にたのむと、交通費や建材の運搬費だけで数万円から数十万円単位の費用をとられます。
現場に近い地場の会社にたのめば、交通費や運搬費を最小限に抑えられるだけでなく、打ち合わせや仕様変更にも迅速に対応してもらいやすくなるのでおすすめです。
増築費用を安く抑えるポイントの3つ目は、相見積もりをすることです。
リフォームには決まった金額がないため、同じ工事内容でも、業者によって数十万円単位で差額が生じます。
1社単独見積もりでは本当に適正な価格帯なのかを判別するのは難しいですので、最低3社から費用を提示してもらいましょう。
最近はたった一度の入力で複数社へ見積もりを請求できる無料の「リフォーム一括見積もりサイト」を利用するのが常識となりつつありますので、試しに使ってみるとよいですね。
8畳の部屋を増築する費用まとめ
「8畳の部屋の増築費用はいくら？建築確認申請費用や安く抑える方法も解説！」では、8畳の部屋を増築する費用の相場や建築確認申請費用、費用を安く抑えるポイントをお伝えしました。
適正価格で増築するには相見積もりが欠かせませんので、必ず複数社から見積もりをとりましょう。
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